次亜塩素酸水とは。次亜塩素酸ナトリウム、アルコールとの違いは?安全性は?ウィルス対策に。

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次亜塩素酸水とは何??

最近よく耳にする次亜塩素酸水じあえんそさんすい」は除菌、消臭に効果があるといわれています。

次亜塩素酸水とは、塩酸や食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする酸性の水溶水のことです。

販売されている「次亜塩素酸水」を水道水で薄め、用途に合わせた濃度で除菌、消臭に使用します。

また、ハイターなどの主成分「次亜塩素酸ナトリウム」とは別の商品になります。ハイターやキッチンハイターを水で薄めても「次亜塩素酸水」は作れないので注意が必要です。

僕も実際に次亜塩素酸水を購入し、妊婦の嫁さんと一緒に使用しています。

次亜塩素酸水の使い方や、安全性、アルコールとの違いなど紹介したいと思います。

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次亜塩素酸水、すでに公共施設や食品工場で使用されている。

次亜塩素酸水は、塩酸や食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶水のことです。

すでに病院、福祉施設、学校、保育園、ホテル、ペットショップ、プールなど公共施設などの除菌や空間消臭に使われています。

また、食品工場では、カット野菜の洗浄など身近なところでも使用されています。

厚生労働省も食品添加物に使用しても安全であることも検証しています。

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次亜塩素酸水について

次亜塩素酸水の特徴は、3つです。

  1. 除菌力が強い
  2. 安全性が高い
  3. 環境負荷が低い

それぞれのポイントをやさしく説明します。

1:除菌力が強い

次亜塩素酸水は、細菌、カビ、ウィルスに効果的です。

そのため、除菌や空間消臭で使用されています。

「なぜ、ウィルスに効果的か?」というと「酸化反応」による除菌をするからです。

ウィルスと化学反応(酸化反応)を起こしてウィルスの機能を低下させることで除菌をします。

効果について
ウィルス対策ノロウィルスやインフルエンザウィルス対策に高い効果があります。
厚生労働省も効果の検証も行っています。
大腸菌、サルモネラ菌にも効果があるとも発表しています。
②アレルゲン物質の除去ダニ・花粉に含まれるアレルギー症状を引き起こす「アレル物質」にも効果があるといわれています
③空間の消臭、除菌に効果的ニオイの原因の細菌にも反応し、生乾き臭、気になるニオイにも有効とされています。

2:安全性が高い

次亜塩素酸水は、アルコールに比べると肌にやさしく人体に影響が少ないです。

一般に販売されている「次亜塩素酸水」は弱酸性のため、人間の肌にも優しく、手荒れや肌荒れも起こしにくいです。

なぜかというと、人間の肌は、弱酸性だからです。

人間は、皮膚を弱酸性に保とうとします。

外部からの刺激や雑菌の繁殖を抑えることで、肌荒れなどを防ぐように働きます。

このように、次亜塩素酸水は、人間と同じ弱酸性なので、安全性が高いです。

また、体に入っても残留するおそれがないため、赤ちゃん、小さなお子さん、ペットにも安心して使用できます。

3:環境負荷が低い

次亜塩素酸水は、汚れや菌と反応すると、「酸化反応」させる機能が失われます。そのため、浄化槽、下水道などを傷めることもありません。

次亜塩素酸水の使い方

①おすすめの使い方

次亜塩素酸水でオススメの使用方法を4つ紹介します。

  1. スプレーで使用(スプレーボトルに入れて使用)
  2. 拭き掃除に使用(バケツの水を次亜塩素酸水にして掃除)
  3. つけおきでの使用(除菌したい時、長く浸けて除菌)
  4. 専用加湿器で空気の除菌、消臭

殺菌したいところにスプレーします。

専用加湿器や霧吹きなどを使い、浴室、トイレ、部屋、車の消臭、除菌に使えます。

②使い方の注意

殺菌した場所は、前もって汚れを拭きとることをおすすめします。

次亜塩素酸水は、有機物に触れると反応し、自らも分解します。

すると菌やウィルスに触れる前に汚れに反応してしまい、殺菌、除菌効果が発揮できなくなることにもなります。

汚れを前もって拭きとり、除菌、消臭をすると良いと思います。

次亜塩素酸水の保管方法

次亜塩素酸水は、直射日光を避けた保管が必要です。

紫外線によって有効成分が分解されるからです。

冷蔵庫の中などがおすすめです。

大体、密封状態で3ヶ月~半年が有効期限の商品が多いです。

次亜塩素酸ナトリウムとの違い。

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムとは違いますので注意しましょう。

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、酸性です。

肌にもやさしくい飲み込んでも人体に影響はありません。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは、ハイターなどの塩素系漂白剤の主成分で、非常に強いアルカリ性です。

強い漂白、殺菌効果はあります。

しかし、強いアルカリ性であるため、肌には刺激が強く肌荒れの原因になります。万一、体内に入ると、咳き込み、呼吸器に異常、目に入ると失明などの恐れがあります。

そのため、加湿器や空気清浄機に入れて使うことは絶対に避けなければなりません。人体への影響や機械の故障の原因になるからです。

次亜塩素酸ナトリウムにも除菌、殺菌効果がありますが、次亜塩素酸水と同じような使い方はできないので注意が必要です。

アルコール除菌との違い

次亜塩素酸水とアルコール除菌の違いを比較してみました。

次亜塩素酸水アルコール除菌
除菌酸化反応による除菌ウィルスや細菌のたんぱく質を変性させる効果がある。
皮膚への刺激   弱酸性のため肌に優しい皮膚への刺激や皮脂を取り除く作用がある。
手荒れの原因にもなる。
保存方法直射日光、紫外線を避けて保管引火しやすいため、火の近く以外での保管。

そろぞれにメリットがあります。

使用用途で使い分けることもオススメします。

例えば、アルコールは、引火するので火の元は、次亜塩素酸水で除菌。

アルコールアレルギーや手荒れが心配な時は、次亜塩素酸水を使用するなど。

使用環境に応じて使い方を分けると良いかもしれません。

 除菌水ジーア公式サイト

まとめ

  • 次亜塩素酸水は除菌、消臭に効果がある。
  • ハイターなどの主成分「次亜塩素酸ナトリウム」とは別の商品。
  • 公共交通機関、福祉施設、食品工場では、すでに使用されている。
  • 次亜塩素酸水は、厚生労働省も安全であることも検証している。
  • 次亜塩素酸水は、細菌、カビ、ウィルスに効果的。

参考資料

厚生労働省の資料「次亜塩素酸水」https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wy32-att/2r9852000002wybg.pdf

厚生労働省の資料「平成27年 ノロウイルスの不活化条件に関する調査報告書」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000125854.pdf

厚生労働省の資料「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料」https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0819-8k.pdf?fbclid=IwAR3itXS5-nAZE7j5bfGL5bVFdZA-K95Qs5_-HllWfW7X1-91kwDW442k9RE

花王株式会社「「ハイター」や「キッチンハイター」から次亜塩素酸水が作れるの?」https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_118.html

一般財団法人機能水研究振興財団「機能水とは」http://www.fwf.or.jp/kinousui.html

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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